運動が継続できない人におすすめのラジオ体操
- 2024年6月23日
- 運動療法
日本人ならば一度はしたことがあるラジオ体操。ラジオ体操は、有酸素運動に全身のストレッチができるので、運動不足の人にとっては非常に効果的な体操です。この記事では、ラジオ体操の有効性に関して解説します。
この記事は、ノボケアAll in No.5 (2020年6月発行) で、ブログ管理人が書いた内容になります。
本日のポイント
- ラジオ体操は約6分間26種類の運動の中に、柔軟運動、跳躍運動、上下肢を大きく動かす全身運動など、体操として重要な要素が全て盛り込まれている。
- 体型の維持、肩こり・腰痛の予防、呼吸機能の促進、消化器機能の改善、骨粗鬆症の予防、心の健康など様々な効果が効果できる。
- ラジオ体操のみではエネルギー消費量が少なく、減量までは期待できないので、有酸素運動を組み合わせることがおすすめ。
- 水を入れた500mLのペットボトルを両手に持ちながら実施すると、筋力増強が期待できる。
- 高齢の方や体のバランスに不安がある人は、体操中に転倒してしまう可能性もあるので、座って行うように。
ラジオ体操の効果
ラジオ体操は、100年近い歴史をもつ、日本人にとってなじみのある体操です。
ラジオ体操は第1と第2を合わせて、約6分間26種類の運動の中に、柔軟運動、跳躍運動、上下肢を大きく動かす全身運動など、体操として重要な要素が全て盛り込まれています。
短い時間で、有酸素運動と筋肉を伸ばすストレッチ効果が合わせて期待できる効果的な体操と言えます。
体力向上だけでなく、体型の維持、肩こり・腰痛の予防、呼吸機能の促進、消化器機能の改善、骨粗鬆症の予防、心の健康など様々な効果も期待できます。
ラジオ体操のエネルギー消費量は20~25kcalと決して多くはありませんが、座って実施しても上下肢を大きく動かすために心拍数は90~100回/分ぐらいとなり、歩行と同程度の運動量になります。
季節や天気に関わらず室内でもできるため、運動を習慣化しやすいです。
最近では、ラジオ体操の動画配信やスマートフォンのラジオ体操アプリなどもあるので、これらを利用すると時間、場所を問わず実施できます。
ラジオ体操を効果的に行うための工夫
ラジオ体操のみではエネルギー消費量が少なく、減量までは期待できません。
そこで、ウォーキングなど有酸素運動を組み合わせるようにしましょう。
体操の速度を通常と比較してゆっくり実施すると、筋肉への負荷を増加させることができます。
また、速度を速めて実施すると筋肉を素早く反応させる運動となり、転倒予防に繋がります。
さらに負荷をかけたい方は、水を入れた500mLのペットボトルを両手に持ちながら実施すると、筋力増強が期待できます。
ラジオ体操を実施する時の注意
反動をつけて伸ばしたり、曲げたりすると筋や関節を痛めることがあります。
無理をせず、心地よい程度の動きで実施しましょう。
高齢の方や体のバランスに不安がある人などは、体操中に転倒してしまう可能性もありますので、座って行うことをおすすめします。
また一人で行うのも良いですが、家族や友人などと一緒に定期的に実施すると、体操の習慣化が期待できます。
運動は、継続することが大切です。
身近なラジオ体操を上手に利用して、運動不足を解消しましょう!!
以上、運動が継続できない人におすすめのラジオ体操、という話題でした。
この記事が、皆様の生活 (ライフ) のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました。