喉が渇く(口渇)
喉が渇く(口渇)

喉の渇きを強く感じることはありませんか?
このような場合、体が何らかの異常を知らせている可能性があります。
代表的な原因としては、糖尿病・甲状腺機能亢進症・腎臓病などが挙げられます。
一般的に、成人が1日に必要とする水分量は約2.5Lです。
その内訳は、
が目安です。
※ただし、体格・季節・運動量・持病などにより必要量は変わります。
「汗もかいていないのに2〜3L以上飲んでしまう場合」は、原因を確認した方がよいことがあります。
「喉が渇く」は糖尿病で比較的よくみられる症状です。
糖尿病では血糖値が高くなり、腎臓が余分な糖を尿と一緒に排出しようとします。
このとき水分も大量に失われ、身体が脱水気味になるため、さらに強い喉の渇きを感じるようになります。
当てはまる項目が多い場合は、早めの検査がおすすめです。
喉の渇きは糖尿病以外でも起こります。
自己免疫により唾液腺の働きが低下し、口の乾燥(ドライマウス)を強く感じます。
腎臓の働きが低下すると、水分の調整がうまくできず、喉の渇きを感じることがあります。
代謝が亢進し、発汗や多尿が増えることで脱水につながります。
血中カルシウムが高くなると尿が増え、脱水を起こしやすくなります。
飲み物として摂る量は「約1〜1.2L」が標準的です。
一度に大量ではなく、こまめに摂ることが大切です。
脱水が疑われる場合は経口補水液も有効です。
ジュースやスポーツ飲料は血糖値を急に上げ、逆に喉の渇きを悪化させる場合があります。
冷たいものを大量に飲むと胃腸に負担がかかります。
常温〜やや温かい飲み物が吸収されやすくおすすめです。
塩分は喉の渇きを促すため、外食・スナック菓子などは控えめに。
利尿作用で脱水しやすいため、お酒を飲むときは水もセットで摂りましょう。
喉が渇く原因は様々で、病気の初期症状であることも珍しくありません。
症状が数日以上続く場合、または飲水量が急に増えた場合は、早めの受診をおすすめします。